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言葉に込める心

2015年11月19日

弊社では毎月全社員が参加して、道徳について学ぶ場としてモラロジー勉強会を開催しております。
今回の勉強会は、「言葉に込める心」という題材をもとにディスカッションを行ないました。

私達が日常生活を送る中で、言葉を用いない日はまず無いと言っても過言ではないでしょう。
人と人とが関わり合い、コミュニケーションを図る上で、「言葉」は必要不可欠です。
私達は時として、相手からのちょっとした発言に対して嬉しい気持ちを頂いたり、
または苛立ちを感じたりと、一喜一憂を繰り返しながら生活を送っています。
社員の皆様には、本題材の「言葉が持つ力」について、それぞれ店舗や本社、
部署における業務を通じてどのように考えるか、ディスカッションして頂きました。

グループごとに発表頂いた内容を聴きますと、
「店舗営業時、お客様から“美味しかった、ありがとう”という言葉を頂いた時、力が湧いてくるのを感じる」、
「上司からエールの言葉を頂いた時に、嬉しくて涙がこぼれたことがある」、
「出勤時に元気がなかった従業員が、対話を通じて活気を盛り返した」など、
職場では言葉を通じて各社員が、様々な体験を経ていることが伺えました。

それでは、「言葉に込める心」というテーマについて考えてみます。
私達は日々、様々な感情を抱き、時に向き合い悩みながら過ごしています。
世間一般では、人は感情の生き物と例えられることがあります。
これは私の持論ですが、ここでいう「感情」を大別すると、
「好き」もしくは「嫌い」という2つに分けられると考えています。

例えば、次のようなケースを想定します。
ある人が理論的には間違っている主張を行なった際、受け手がその人に好意を抱いている場合には、
捉え方が肯定的になると思いませんか。
また逆に、その人に反感の感情を抱いていた場合、どれだけ正論をうたったとしても、
その主張が円滑に受け入れられず、否定的になるのは世の常であり、人間社会の現状です。
いずれかの社会組織に属する限り、こちらは永遠のテーマであると言えるかもしれません。
では、そういった環境の中、どのような心持ちが必要になるのか、考えてみたいと思います。

人にはそれぞれ異なった価値観が存在し、目標とする自己実現像は様々です。
出世したい、誰かの役に立ちたい、お金を貯めたいなど、
おそらく100人いれば100通りの回答が寄せられるでしょう。
ここで注目すべき点は、いずれの場合も根底には、「幸せになりたい」という
気持ちが込められているということです。
また、人生の目的は一体何かという視点で捉えれば、極論ですが、
こちらもまた自己実現の達成を通じて、幸福を追求することにあると考えられます。

そのためには、如何なる場合も物事を前向きに、プラス発想で捉えることが必須と私は考えています。
相手を恨んだり、苛立ちの気持ちを抱くことは人間誰しもありますが、
きっとそういった思考のままでは、成功人生は得られないでしょう。
単純な論理ですが、反感や否定といったマイナス感情では、幸せには結び付かないのです。

弊社では社員への道徳教育を目的として、「遵奉精神 ウィズリンク憲章10ヵ条」を制定し、
各員の人格面における成長を促すよう取り組んでいます。
本項には「プラス思考・常に前向きに」そして「感謝の心・足るを知る」という項目があります。
私はこれまでの人生経験から、前向きな思考を培うための方法は、
自分を取り巻く環境に感謝することだと考えています。
結論として、プラス発想と感謝の心はリンクしており、前向きな心持ちでなければ、
感謝の気持ちを抱くことは出来ないのです。

時には意地を張ってしまったり、批判的な感情から相手を受け入れられないこともあります。
しかしながらその際、自己の人格力は間違いなく低下していることでしょう。
良い事も悪い事も含め、人様から様々な気付きを与えて頂いていることを認識し、自律することが肝要です。

すなわち、「ありがとう」という言葉は、相手に対して優しい言葉であると同時に、
人間関係を円滑にする潤滑油の役割も果たしますが、実はそれ以上に、自分自身をより前向きな気持ちに、
そして人生をより豊かにしてくれる最高の言葉なのです。

心持ちは一朝一夕で変えられるものではありません。
日頃から「前向きに考える心」の醸成を念頭に意識し、周囲で支えて下さる方々のご支援に対して、
感謝の気持ちを言葉に乗せて伝えることで、より良い人間関係構築に繋がるのではないでしょうか。


株式会社ウィズリンク
代表取締役社長 江口 歳春

受け止め方を変える

2015年10月23日

弊社では毎月全社員が参加して、道徳について学ぶ場としてモラロジー勉強会を開催しております。
今回の勉強会は、「受け止め方を変える」という題材をもとにディスカッションを行ないました。

私達の身の回りでは、日々、様々な出来事が発生しています。
それは、身内のお祝い事や職場での昇進昇格といった喜ばしいものから、
財布を落とした、営業成績が振るわないという嘆かわしいものまで、多種多様です。
社員の皆様には、本題材の「受け止め方」について、それぞれ店舗や本社、
部署における業務を通じてどのように考えるか、ディスカッションして頂きました。

グループごとに発表頂いた内容を聴きますと、「後ろ向きでなく、何事も前向きに捉え行動する」、
「問題が生じた際であっても、他人のせいにしない」、「自分に改善すべき点がなかったか、振り返り模索する」など、
次なる行動を踏み出すための「前向きな言動」が多く見られました。

弊社では社員への道徳教育を目的として、「遵奉精神 ウィズリンク憲章10ヵ条」を制定し、
毎日唱和を行ない、人間的な成長を促すよう取り組んでいます。
本項には「プラス思考・常に前向きに」という一項があります。
ディスカッションを経て、各グループから前向きな言動が見受けられたことにより、
平素からの指導が実りつつあることを鑑みますと、代表として望外の喜びを感じるところです。

それでは、「受け止め方を変える」というテーマについて、論理的に考えてみます。
私達は、仕事そしてプライベートといった生活を通じて、様々な出来事に遭遇しています。
そして、起きた事実に対して何をどのように捉え行動に移すのか、
10人いれば10通りの解釈・結果が存在することもまた事実です。

例えば、あなたの周りで何か問題が起きたと仮定し、解決に向けての改善策を検討するとします。
入社したばかりの新入社員、管理職に属する役職者、経営者の立場にある役員、様々な立場が存在する中、
おそらく、提起される策そして問題を「問題として」捉えるレベルはそれぞれ異なるはずです。
それでは一体、何故このような事態が生じるのでしょうか。

様々な要因はあるでしょうが、その中の1つとして、私は物事の捉え方が人それぞれ異なるからだと考えます。
そこには年齢、経験、役職や立場など、様々な背景があるでしょう。
問題点を洗い出し改善策を図る上で、こういった背景が結果として、対処能力の差を生じることは仕方がありません。
しかしながら、人として正しい考え方を培うこと、人間力を磨き高めるよう努めることについては、
年齢や立場といったしがらみは関係なく、誰しも一律、生涯探求し続ける永遠のテーマではないかと私は考えています。

会社で制定している経営計画書には、道徳追求についてこのような記載を設けています。
『日々私達の周りで起こる事象の多くは、自分の心の表れである。
 道徳教育を中心に社員の心の高まりを目指し、善い行為を重ね人格形成に向けて取り組む。』

日常生活を送る上で、苛立つことは誰にでもあるでしょう。
一方、同じ状況であったとしても気持ちを荒立てることなく、寛容に受け入れることができる人も存在するのです。
すなわち、本テーマを読み解いていくことで明らかになるのは、受け止め方次第で、人生は大きく変わるということです。

落ち込み易い人は、間違いなく受け止め方が後ろ向きで、事態はマイナスの一途を辿るばかりです。
単純な論理ですが、プラスに捉えれば、人は落ち込むことはないのです。
では、どのように行動することがプラス発想を培うことに繋がるのでしょうか。

これは1つの考え方としてですが、私は身近な方及び周囲の環境に感謝することだと考えています。
先にご紹介したWL憲章10ヵ条には、「プラス思考・常に前向きに」という項目の他に、
「感謝の心・足るを知る」という一項を掲げています。
前向きな気持ちでなければ、感謝の心を抱くことはないのです。

お金が無い、恋人がいないというように、手元の不足を嘆くのではなく、自分には支えてくれる家族がいる、
心身共に健康な身体がある、毎日忙しいけれど、この厳しい世間情勢の中で自分にも仕事があると捉え、
ありふれた日常は決して当たり前ではないことに気付き、感謝の意を抱くことで、きっと人生は大きく好転するでしょう。

「感謝する心」の醸成に努めることが、何事にもプラス発想に受け止める心を培い、
結果として、自分の人生が前向きで実りあるものに繋がるのではないでしょうか。


株式会社ウィズリンク
代表取締役社長 江口 歳春

善い店舗文化(企業文化)を創る

2015年9月28日

『道経筆録』
善い店舗文化(企業文化)を創る        WL代表 江口歳春


私は会社組織のリーダーである社長の主な役割は5項目と認識しておりますが、
より大きく区分すれば3つの柱と考えております。

1.経営戦略立案(企業の方向性及び優れた戦略を立案する)
2.組織風土の醸成(善い社風文化を育む)
3.適切な経営管理(仕組みルールを構築する)

の3つの柱です。
これらは、部門部署や店舗の責任者リーダーにおいても同様の要素であると考えます。
店舗のリーダーである店長は、

1.自店舗のあるべき姿勢(店舗理念)や店長の目標や信念、思いを全員に発信する。
2.店舗の仲間が働く環境整備を行い、善い職場風土創りに努める。
3.マニュアル遵守やハウスルールを守る規律管理体制を整備する。

つまり責任者として課題の本筋は大きく変わらないのです。

今回は、先日の専門家診断(MSR)結果を踏まえて、
組織風土の醸成である店舗文化の創造について考えてみたいと思います。
本部はお客様のより高いCS提供向上を図るために、仕込み方法、盛付け、レシピ、メニュー等の
見直し改善を随時推し進めております。
店舗においては、これまでの慣れている業務を変更することは新たなパワーが必要となり、
周知や指導も考慮すれば時間も費用も発生します。
各種マニュアル改訂は、責任者を通じて店長よりスタッフの皆さんに周知浸透が行われますが、マニュアルが
改訂されないでそのままになっていることや、時間の経過と共に自然消滅してしまっている場合もあります。
QSCチェック表の活用、店舗会議やPN評価面談実施など、一度は取り組んではみたものの今は誰も行っていない、
中にはそんな店舗様もあります。

ところで、店舗環境の向上には5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)の徹底はとても重要です。
その中でも「躾」は一番難しいといわれており、これは一度やったら終わりではなく、やり続けることが大変だからです。
「躾」とは整理・整頓・清潔・清掃を継続することなのです。
新しいことを始めるのは簡単ですが続けることが難しい。そして取り組みが続かない。
緊急性の高い目の前の仕事に追われている部下スタッフに、これらの運用を任せっきりになってしまうと、
大半は続かず終わってしまうものです。BL長も店長も同様ではないでしょうか。
何か新しいものをやり始めようとした時にこそ、その店舗の文化(企業文化)が顕著に表れるタイミングだと思います。
何をやっても結局続かないのも、一度決めたら皆でやりきるのも、それぞれの店舗文化なのです。

今回の専門家診断では、遺憾ながら一部のマニュアル遵守が励行されていない店舗が多くみられました。
ラーメンを提供する際には、丼のロゴマークは、お客様の正面になる様に配膳されなければなりません。
メンマは時計の8時の位置に、味玉は2時の位置にセットする。
餃子の提供温度など、ルール規定を遵守する取り組みも全てその店舗の文化なのです。
この文化を創るのは店舗スタッフ全員ですが、最大の鍵を握るのはリーダーの取り組み姿勢であり、
店長の理念、信念が店舗の文化を創るのです。
大きく捉えるとチェーン全体活動そのものがWLの企業文化であり、良い面と悪い面がありますが、
現実が企業文化そのものと言えます。

ですので、本部責任者としては、マニュアルや研修プログラムなどの仕組みは、「中身が充実しているか」
よりも、「やり続けられる物になっているかどうか」の視点で構築することが重要です。
WLブランド店舗は少しずつ全国そして海外に増加しておりますが、
善い店舗風土組織の創造ができなければ、悪い文化が根付きます。
マネジメントとは直訳すれば管理と訳しますが、教育訓練等を通じて組織は
動くものであり、私は文化を創造するものであると考えます。

最後に、決められたルールや約束期日を守ることも、組織の風土であり文化となります。
正しい言動を遵守する善い店舗文化、企業文化は、ひとりひとりの思いから創造されるのです。
そして、意識的に善い文化創造に努める言動を行うことにより、自己の人格形成向上に繫がり、
人間力研鑽をもたらすものと考えます。
私もリーダーとして、善い企業風土文化の構築に努めて参りますので、店舗組織で働く仲間として、
善い店舗文化の創造に力を入れていただければと思います。

住みよい地域をつくる

2015年9月23日

弊社では毎月全社員が参加して、道徳について学ぶ場としてモラロジー勉強会を開催しております。
今回の勉強会は、「住みよい地域をつくる」という題材をもとにディスカッションを行ないました。

社員の皆様には、本題材の「地域」という組織集団に関して、それぞれ店舗や本社、
部署など身近な集団に焦点を置いてディスカッションして頂きました。
住みよい環境についてグループごとに発表頂いた内容を聴きますと、共通認識としては、
「自分のことばかり考えずに、誰かの支えになる行動をとる」、
「他人様のために何かを成し遂げたいという気持ちを持つ」など、
考え方として所謂、「利他の心」を示した内容が多く見られました。

一般的に「利他」という考え方は、自分のことよりも他人の利益・メリットを優先しようとする
心のことを示すようです。
しかしながら、本当に相手のことだけを考えて人間は行動できるものなのだろうかということですが、
私は今までの経験上、難しいことのように思えます。
だからこそ、今回の勉強会では「利他」の考えに波及し「自利利他」という考えに注目しました。

「自利利他」という考えを簡単に言えば、相手を思いやり、執った行動・言動が、結果として、
自分の利益に繋がるということです。
具体例を挙げると、献血活動への貢献や寄付、清掃ボランティアといった活動への参加は、
決して賃金や物品での見返りがある訳ではありませんが、
結果として自分自身が清々しい気持ちになり満足感が高まります。
このように、他人様のために執った行いが自分にとってのメリット、
すなわち幸福感へ繋がるという思想が「自利利他」の捉え方です。

今回のテーマを通じて更に社員へ、「本当の幸せとは何でしょうか」という点について
ディスカッションを行なって頂きました。
もちろん、明確に正解がある訳ではありませんし、世間には様々な価値観が存在することが前提です。
幸福を感じる瞬間について社員の皆様からは、「周りの人から必要とされた時」、
「物的な報酬というよりも、気持ちや心が満たされた瞬間」など様々な意見が発表されました。

私が目にした文献を引用しますと、人が幸せを感じるプロセスは大きく4つに分類されるといいます。
それは、「人から愛されること」、「人から褒められること」、「人の役に立つこと」、
「人から必要とされること」と、所謂、金銭や物品では直接、幸福には繋がらないということであり、
私はこれまでの人生において痛切に実感しております。

身近な例を挙げますと、家内の母は80代と高齢ではありますが、
私は敢えて依頼を伝えるようにしています。
日常の一部分ですが、料理が美味しかったからまた作ってもらいたいというものや、
庭園の野菜畑に雑草が生えてきているので一緒に綺麗にしましょうなど、
些細なことでも意識してお願いをするように心掛けています。

一般的には、「ゆっくり休んでいて下さい」、「何もしなくていいですよ」
といった声を掛けるものなのかもしれません。
こちらも年長者の方へ敬意を払った言動に違いありませんし、素晴らしい配慮だと思います。
それでは、何もしなくていいと言われた受け手の気持ちを考えてみましょう。
受け留め方によっては、「私は必要とされていない」と思い悩んでしまう、
そういった可能性もあるのではないでしょうか。

遣り甲斐という点では高齢者だけでなく、会社における社員、
そしてパート・アルバイトの方々も同様です。
だからこそ、私は母に対して毎日のようにお願い事をするように意識していますし、
ひいてはそれが生き甲斐に繋がると信じています。

今回のテーマである「住みよい地域をつくる」ということは、すなわち、
人から必要とされる環境の構築だと考えます。
各店舗においても毎日、社員そしてパート・アルバイト従業員の方々が営業に尽力して頂いております。
そういった従業員の皆様が喜びに溢れた表情をみせて下さるのは、果たしてどんな時でしょうか。

時給が上がった、上位職に昇格した、差し入れに缶コーヒーをプレゼントしてもらえた、
確かにそういった場合も嬉しいでしょう。
しかし私の考えではおそらく、従業員の方々が最も輝く瞬間は、店長や職場の仲間から、
「あなたがいてくれるおかげで、いつも最高の営業ができています」、
「あなたがチームメイトだから、今日も一日頑張れました」といったように、
目に見える報酬よりもきっと、そういった声掛けをして貰えた時ではないでしょうか。

職場そして家庭においても、お互いが相手を必要とし認め合うことで、
良好な人間関係、住みよい環境が醸成されるのです。


株式会社ウィズリンク
代表取締役社長 江口 歳春

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