「外食産業とAI革命」

2019年2月28日

Column『道経筆録』 2019年2月号
「外食産業とAI革命」ウィズリンク代表取締役社長 江口歳春

1月の年始繁忙、尽力頂き大変ご苦労様でした。
今年は暖冬で雪日が少なく、1月が足早に過ぎた感があります。社会や科学の環境変化もスピードアップし、私達の外食産業も大きな変化の波が猛スピードで押し寄せてきております。   
前回は、近隣店舗の入れ替わりやリニューアル等が顕著化していく時流変化の様相をお伝えしましたが、今回は急速化するIT革命についてお話しさせて頂きます。
国内市場では国内労働人口が減少する中、外食産業への対応策として、「AI」・「IOT」導入化が加速しております。
人の労働に代わる多くの業務において、AI機器の導入検証が相次いでいます。ロボットがプログラムに沿って新人スタッフを教育しマニュアルの共有化を図り、外国語による接客対応も可能となります。また食材発注管理のみならず、ワークシフト作成も店長に変わって瞬時に作成します。
すでに食器洗いロボットは多用されています。またある店舗では、生の餃子をロボットが面前で焼き上げ、熱々を提供しています。オーダーはお客様が自身のスマホで行い、会計もスマホや顔認証決済で完了しています。これらは近い将来、我々の身近にも導入されるでしょう。そしてCVSの店員が必要とされない時代が到来し、2020年に完全自動運転車が走行開始予定であることからも、ドライバーも要らない時代、いわゆる人手不足から人余りに一転する時代に変貌するでしょう。他人ごとではなく身近な事象として関わってくるでしょう。AI化により店長やスタッフは、より高度な技術が必要な接客応対や調理オペレーションの指導に時間を割くことができ、より生産性を向上させることができると考えられます。
今後、更にAIは進化を遂げるでしょう。これからの時代はAIにできない事に対応ができ、付加価値を高めて成果創出のできる人財が必要とされ、求められる時代に入るでしょう。やがて労働人口減少に適合する社会が到来するのです。ワクワク感の中に不安が見え隠れします。

これからの日本における外食産業の成長戦略は、ITを取り入れ、グローバル視点から海外への事業拡大、国内においては中食ニーズに対応し、インバウンド客層へのアプローチが鍵を握ります。

会社も個人も改革できなければ確実に淘汰されます。私は毎年、口癖の様に「企業とは環境時流対応業である」と経営計画書に大きく掲げておりますが、皆さんには急激に変化する時流を認識して頂き、今何を成すべきかを思考展望し更なる自己成長の為に意識改革を勇断し、行動変革の実行が重要な時期であると考えております。


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