「道徳勉強会」 記事一覧

幸せの「掛け算」

2015年7月7日

WLでは、毎月全社員を集め、道徳について考え学ぶ場として、
モラロジー勉強会を開催しております。

この勉強会の目的は、一つの題材に対して立場、
役職が相違する社員同士が意見交換することで様々な価値観を感じ、
伝え受け入れてそこから正しい言動・姿勢について考え自己変革に生かすことです。
そして今月は幸せの「掛け算」という題材でした。

唐突ですが、皆さんにとって幸せとは一体何でしょうか。
想像して頂いたら、名誉、健康、家族、愛など、様々に思い浮かぶものがあるでしょう。
中には幸せというものは、お金がたくさんある状態を示すと考える方もいらっしゃると思います。

では、たくさんのお金があることで幸せになれると仮定したら、
山ほどの財産を所有している方へインタビューをした時に、
全員が幸せですという回答をされるでしょうか。

当然、そのように感じている人もいらっしゃるでしょうが、
おそらく期待している結果ではないと思います。

何故そのようなことが起こるのか、そもそも幸せとはどういったものなのか、
考えてみたいと思います。

結論として私は、幸せにはお金しかないと思っている人には、
永遠に幸せは訪れないと考えます。

何故なら、お金は欲を叶える道具であり、人間の欲は際限なく涌きあがるものだからです。
幸せとお金は間接的に作用しても、イコールでは結ばれないのです。

大切なのは何を幸せと捉えるのか、「感じ方」にあると考えます。

月並みな過ごし方かもしれませんが、私は仕事を終え帰宅すると、
TVを観たり、新聞を読んだり、ビデオを見たりとリラックスする時があります。
大したことではなくても、その瞬間に私は非常に大きな幸せを感じます。

こうして今日も一日が無事に終わり、
ゆっくりと自分の時間を過ごせていることに感謝をしています。
日常風景かもしれませんが、これを感謝もせず当たり前の環境と思ってしまえば、
きっと幸せは訪れないでしょう。

ウィズリンク憲章10ヵ条には「感謝の心・足るを知る」という道徳的教訓を掲げています。

私はWLの社員には幸せになって頂きたいからこそ、この項目を冒頭に示しています。
幸せになるためには、感謝力を磨くしかないのです。

感謝の気持ちを持たなければ、おそらく永遠に幸せを感じることはないと思います。

そして私は平素から社員へ「因果の道理」に基づいて指導を行なっています。
結果には必ず原因が存在するという意味です。

幸せになりたいのであれば、幸せの種を撒くことです。
幸せの種が花となり咲き開くことで、幸福は自然と訪れるのです。

ではあなたにとって幸せの種とは一体何でしょう。
正解はきっと1つに限らないでしょうが、これまでの話を要約するとすなわち、
その種とは「感謝をするということ」です。

それはおそらく、誰しもが可能な種撒きであると確信しています。

株式会社ウィズリンク
代表取締役社長 江口 歳春

「まごころ」を生かす

2014年12月17日

「まごころ」を生かす
(2014/12/10 社内モラロジー勉強会~社長総括より)

今年も早いもので12月を迎え残す所僅かとなりました。

WLでは、毎月全社員を集め、道徳について考え学ぶ場として、
モラロジー勉強会を開催しております。
この勉強会の目的は、一つの題材に対して立場、役職が相違する社員同士が意見交換することで
様々な価値観を感じ、伝え受け入れてそこから正しい言動・姿勢について考え自己変革に生かすことです。
そして今月は相手の心に寄り添う「まごころ」という、
1年の締めくくりとしてふさわしい内容の題材であったと思います。

なぜ、人は人間関係で悩むのでしょうか。
誰しも同僚や家族、友人など身近な人に対して、協力的でないと感じたこと、
上手くいかないと感じたことがあると思いますが、他人に問題があるのでしょうか。
私は、その原因は100%自分の心にあると思います。

当たり前ですが、自分の過去と相手を変える事は出来ません。
ですから相手ではなく、まずは自身の心を見つめ直し、自分が変わる努力をすることが大切です。
そうすることで少しずつ周囲に良い影響を与え、いずれは対人関係も好転します。

また私が常日頃、皆さんに伝えている言葉に「自因自果」というものがあります。
世の中全ての出来事結果には、必ず100%原因が存在し、
自身の行いはやがて結果となって自身に返ってくるという意味ですが、
この事を強く認識しなければ現状の課題は改善しません。

人間関係を構築する上で大事なことは、先程も述べましたように自身の言動を見つめて、
反省すべきことを認めて正していくことであると思います。
自分自身の言動を改善していくことで、必ず相手の言動も少しずつ変化していきます。
好きでない相手に対して反省し好意的に接することが嫌だと思っている人は、
自分を改める行為が、やがて自身に還ってくる貯金だと思えば良いのです。
時間はかかっても、いずれ自分に良い形で還ってくると捉えれば、
接し方を変えることはできるのではないでしょうか。

WLの社員信条には、「常に感謝の心で言動します」という、道徳心を掲げております。
周囲への不満ばかりを口にして他責にするのではなく、家族、友人、仲間に感謝し、
思いやりの気持ちで接する事が、自分自身を何よりも幸せに導く秘訣ではないでしょうか。
職場におけるトラブルや離婚問題など人間関係の歪みの原因は、
相手ではなく、自身の心にあるのではないでしょうか。
「まごころ」とは、真心と書きます。
真の心とは、自分の言動を振り返り相手に感謝する心だと思います。

最後になりますが、みなさまには今年も1年間大変頑張っていただき感謝致します。
来年は、今年以上に素晴らしい年を迎えることを固く信じて、プラス思考でいきましょう。
人生創造のベースは、絶対積極思考にあるのです。

体調には十分留意され、良いお年をお迎え下さい。

株式会社ウィズリンク 
代表取締役社長 江口 歳春

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