「人生創造=達成目標と行動目標」
2017年12月22日
~道経筆録~
「人生創造=達成目標と行動目標」
今年も気が付けばあと残り数日、今年もいよいよラストスパートの時期を迎えました。
私がこの時期によく申し上げているのは、「節目ごとに目標を決める」ということです。
今年が終わり、そして新年を迎えます。節目は振り返りと新たなスタートを決める好機です。
「目標」には「達成目標」と「行動目標」があります。「達成目標」とは、売上高やアプリ会員獲得件数などの数値をはじめとして「何をどこまで達成するのか」を決めることです。自己が達成したい成果を数値化するのです。「行動目標」とは、そのときまでに何をするのか、例えば「お客様のお出迎えの徹底」や「調理マニュアルの徹底」など、ある期限まで継続的に行う行動を決めることです。大事な点は、達成目標と行動目標を区別してより具体的に目標を設定することです。
そして最も重要な事実は、設定しても「行動しなければ成果が出ない」ということです。
どんなに良い考えだとしても行動しなければ成果は出ないのです。
どんな行動かはいろいろあると思います。
新しい取り組みを仕掛けたり、新しい販促を導入したり、目に見えた動きをしていく人もいるでしょう。一方でこまめに清掃をしたり、スタッフとのコミュニケーションを数多く取ったり、お客様に気持ちよい挨拶をしたりと目に見えないような凡事を徹底してやり続け、
向上している人もいるでしょう。
どちらも「行動」です。そして意識を持ってやり続けていると「上達」していきます。
この「行動の上達」=「成長」こそが皆さんの業績を上げていくのです。
あれこれ事情や状況はあるかもしれませんがまずは行動することです。できるだけ早く、がポイントです。失敗しても良いのです。またやり直せば良いのです。
たとえ望んだ結果が出なかったとしても行動すれば必ず「成長」という成果が得られるのです。そして「成長」が「成果の源泉」となります。
「どこの山に登りたいのか? どうやって登るのか? そのための準備は何を?」
皆さんは目標設定をしてスタートを切り、その期日までに振り返りをしていますか? 経営とはPDCAのサイクル化とも言われますが、私達はよく無意識的にPDCAを回してしまいます。しかし意識的に行わなければ期待成果は小さい結果となります。
結果を確認し、何故そうなったのか原因を究明し、改善すべき新たな取り組み行動を意識的に行うことで、自己成長し仕事の成果を向上させます。
これを繰り返すことで、会社も店舗もあらゆることに一定のリズムが生まれて、成果が上がりやすくなります。
そして最も大事なことですが、実は自分の人生ビジョンの達成も全く同じであることに気づくはずです。5年後にマイホームを購入する、会計経理や英会話スキルを習得する、貯金を貯める・・・・等、常に人生の目標を掲げ挑戦しているのです。
振り返りや具体的行動を進めている人はビジョンに近づいているのです。
ぜひ、意識的に取り入れていただきたいと思います。
これからの店舗経営の鍵を握るのは、
「差別化商品の提供・生産性向上・チーム経営・ブランディング・原理原則」の落とし込みであると私は強く確信しています。2018年は日本も業界も大きく変動すると思います。AIは身近なところでも活用され、電子マネー決済は予想以上のスピードで浸透します。人員不足対策としてのIT活用は勝敗を分けます。科学の進化は構造変化を加速させます。
今年1年の社員皆様の前向きな取り組みに心より感謝致します。
来年度も経営理念追求をベースとして改善改革を推進してまいりますので宜しくお願い致します。
2018年が皆様にとってこれまで以上の良い年となることを祈念しております。
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