飲食成功要因vol.6~【社員モチベーションアップ】
2008年7月15日
成功する店舗運営の大切な柱として、前回はパートアルバイト(PN)戦力化手法をテーマにお話させていただきましたが、今回は前回と関連するPN従業員育成をあずかる店長や社員育成にも大きく関わる、社員のモチベーションアップ策についてお話させていただきます。
飲食店舗においては、そこで働く従業員のモチベーションのレベルが、提供される料理、接客、清掃面にそのまま顕著に現われてまいります。
特に店舗管理責任者である店長のモチベーションの大きさが、自店で勤務するPNに対するモチベーションにも大きな影響を与え、結果として顧客不満足~客数減少、顧客感動満足~客数増加などを決定することとなります。
経営者及び幹部責任者は、店長~部下従業員のモチベーションレベルの把握を行い、常にモチベーションを高めることに努め、従業員のやる気を高める計画的な「モチベーション施策」が重要なテーマとなってきます。
組織が高いモチベーションを保ち、一体化するためには、その集団が「何を目指し、何のために頑張るか」ということをハッキリと明示することが必要となります。
人間は3~5年先のあるべき姿、つまり夢や目標があってはじめて、その実現のための行動計画が立てられるからです。
・常に勇気づけ、部下の気持ちを前向きにさせること。
・人と組織の活力、元気度が継続する仕組みをつくること。
・人が育つ環境をつくること。
ウィズリンクでの具体的行動としては、まず、全体会議を通じて社員全員に会社の中期経営計画を具体的に示す必要があります。
会社の目指す方向性を明確化させ、そのために必要となる予算数値を確認し、その先に何があるかを示すことです。自分達の目指すものが明確になればなるほど、業務意識は強くなります。
当社の場合は、数値目標や重点項目以外に、中期想定組織図を作成し、3年後の目指す会社組織図を描き具体的イメージを図形で示しております。
次には、社員の役割に応じたモチベーションUPの方法を導入することとなります。
業務責任に対する達成感を得ることができれば、自身の力で強い動機づけを導くことになりますので、目標を明確化させ達成に向けて取り組む環境を整えることです。達成による評価がなされた時が、最も大きなモチベーション高揚に綱がりますので、評価のあり方がポイントとなります。
全員参加の会議上で達成賞を交付し、全員より大きな拍手賞賛の場を設け、報償金を付与する。達成感がより高まり周囲の社員のモチベーションも高まる。
参考として、当社の報償制度としては、チーム目標達成時などに、社長を交えて平素利用でき難い豪華なお店で食事会を開催しております。
年間予算達成時など好業績時には、マネジャークラスの海外慰安旅行(2004年グアム・2006年上海旅行)を実施し感謝を伝えモチベートしております。
年間利益予算クリアの際には、全員に決算賞与を交付(2006年交付)し、次年度に綱がるモチベート策を行ない、予算達成時には社員に還元することで次のモチベーションに綱げております。
その他の家族を巻き込むモチベート施策として、社員の奥様の誕生日には、ささやかですが、バースデープレゼントを贈り、クリスマスにはお子様のある社員宅にクリスマスケーキをプレゼントしております。
幼稚園・小学校・中学入学時には入学祝いなど社員の家族に対しても気持ちばかりのプレゼントを行なっておりますが、社員からも大変感謝されております。
次に、頑張りに対する評価として昇格に繋げる仕組みを整備することが大切です。
特に昇進、昇格は同時に昇給も実施されるため効果が高く、当然ながらモチベーションは大きくUPします。昇格は極めて高い動機付けに綱がりますが、資質能力をよく見極めて行なわなければ、のちに降格に繋がり全体的にも大きなマイナス要因に発展する場合もありますので慎重さも必要です。
人事モチベート策としては昇格が行なわれない場合も、配属先の異動により新しい業務に就かせることも効果的となります。
人事異動としての基本的な考え方は、本人の長所を伸ばす異動を実施することでモチベーションは高くなります。
不得手な克服も大切ですが、得意な分野をより伸ばせる人事異動を心がけることが肝要です。
その他の施策としては、社長による社員勉強会(当社では社長塾)、社外セミナーへの参加、特に宿泊による勉強会は効果が大きくなります。当社では、新年度全体会議は、夜は宴会のみですが1泊で行います。本年度は広島グランドプリンスホテルにて1泊2日で開催致しました。
昨年は全社員2泊3日の社外セミナーに参加し、全体のモチベート高揚に繋がっております。
慰安行事としては、社員によるレクレーションの開催や社員旅行も気分転換を兼ねて効果が大きいものです。2008年2月には沖縄社員旅行で盛り上がりました。今年は大阪への旅行も計画しております。
店舗勤務のPNさんのモチベートアップ策についても、社員と同様に、正当評価による昇給及び昇格の実施、責任ある業務を与えて任せること、表彰状の交付、食事会開催など同様に行なうことで店舗力は向上します。
なかでも、お客様からのアンケート投書による個人名に対する賞賛や、モニターチェック者からの、個人に対する好評価があった場合は、高いモチベーションに綱がりますので、
その際は、全体周知を行い大いに賞賛する必要があります。店舗や事務所にも賞詞を掲載します。やはり成果を認められ、褒められることは、最高のモチベートになりますので、複数店舗がある場合は、他店舗を含めて広く全員に周知することが大切です。
モチベーションを高め、そして成果に繋げる最大の鍵は、上記に紹介した事例などの組み合わせを含めて、その機会を増やし頻度を多く設けることとです。
ばり馬店舗では、全号で紹介しましたPN評価制度~昇格~表彰を定期的に行なっており、モチベート維持向上に努めております。
会社組織の場合も、個人経営の場合も、組織体系的に仕組みをつくり、機能化させて、表彰状交付、昇給、昇進昇格、セミナー参加、会議研修、レクレーション開催などできる範囲で計画的に実施することが大切となります。
この「飲食成功要因」も今回で6回目を向かえました。
少しこのあたりで休憩したいと思います。
次回は私の幼少期から現在に至るまでの事を、書かせて頂こうと
考えております。
ウィズリンクが何故出来たのか、そのルーツや、私自身が大切にしている何かを知って頂ければと思います。
それでは皆様楽しみに、少々お待ち下さいませ。
カテゴリ:飲食店成功要因vol.1~vol.6

