2009年3月14~15日 【お遍路の旅 2日間】
2009年3月22日
「四国八十八カ所 第35番~43番札所」
前夜は会社で遅くまで飲食コンサルタントとミーティングを行い、遅い帰宅により週末の疲れが抜けない身体にムチ打って、早朝より家内の運転するティーダに乗って夫婦で自宅出発。前日からの、シトシト雨がまだやまぬ朝焼けの中を、睡眠不足の身体を引きづり1泊2日のお遍路に向かった。
第35番 清滝寺(きよたきじ)
バスに乗り込む頃には、小雨になり早い雲が大きく左に流れておりました。車内では読書に釘付けで、あっという間に瀬戸大橋を渡り、山超えにて高知土佐入りです。
バスから降りてワゴンタクシーに乗り換えて、狭く細い急な山道を登ります。ヘアピンカーブよりも、もっと急カーブしており切り替えしが必要な狭い山道を、プロドライバーさんは、慣れたハンドルさばきで、みかん畑を分けながら小走りに5分ほどで到着です。
石段を上がると、大きな薬師如来像が迎えてくれました。
正面には本堂、左に大師堂。右横には清水が流れ落ちる滝があります。
ここからの見晴らしのいい景色には深い郷愁を覚えます。集落のかなたに、土佐湾が広がっております。
薬師如来像の中に入ることができましたが、中は真っ暗で何も見えません。狭い通路を手探りで半周くらいすると、ロウソクの灯でお参りできるように奉ってありました。
狭い真っ暗な個室に閉じ込められた恐怖を感じました。
山超えから土佐に入るとすっかり雨は上がり、晴れておりました。
ランチタイム ~
「三陽荘」食堂の大きな窓から、大きな入江の外に拡がる太平洋を眺め、道路脇には整列されているフェニックスが長く続いており、南国情緒たっぷりの絶景です。
鰹刺身のさわち料理、こんにゃく刺身、甘鯛煮付け、あさり汁と豪華なランチメニューです。
食事作法・・・感謝の心で、合掌で食前に唱えます。
「一滴の水にも、天地の恵みを感じ、一粒の米にも、万民の苦労を思い、ありがたくいただきます」 合掌
窓から広がる入り江から太平洋を眺めながらの景色もいただく最高に贅沢なランチです。家内は、お土産に大きなブンタン1箱を購入し、実家のお母様宛に宅配便でお願いしました。
第36番 青龍寺(しょうりゅうじ)
境内に入ると、170段の石段が一直線に延びています。
急坂はかなりきつく、もうひと踏ん張りどころです。私には少々きつかった。
途中、修行の滝がありました。
石段を上がった正面に本堂、右に大師堂があります。
3分咲きの桜が綺麗で「パチリ!」
横綱の朝青龍は、このお寺の傍にある明徳義塾(全寮制)相撲部で、170石段を上がったり降りたりで修行したことは有名とのことです。
朝青龍の命名は、青龍寺の修行からいただいて朝青龍を拝命したとのことです。
昼からのポカポカ陽気で、風が強くなり、花粉症がひどくなり鼻水が止まりません(泣き)
第37番 岩本寺(いわもとじ)
バスに乗って80分で岩本寺、16時に到着です。
今回は次のお寺までの距離が長く、バスに乗っている時間が長い遍路です。
車窓から太平洋を景色に、大好きな読書ができる幸福に感謝です。
天候が大きく変わり、急に冷たい風が身を包みます。駐車場の隣では
手作りアイスの販売され、角店ではブンタンが売られております。
土曜日というのに、巡礼の参拝者が殆ど見られません。
このお寺の本堂天井には、建てかえのとき、花鳥風月から仁王、マリリンモンローまで、575枚のさまざまな絵が奉納されました。
境内の横には、JR土讃線が通っています。
急ぎ足のバスは、18時少し前にホテルに到着しました。
ホテルでチェックインを済ませた私たち夫婦は、直ぐに部屋を飛び出し、足摺岬に向けて足を急ぎました。もうすぐ夕暮れとなり岬の景色を見ることができなくなるからです。

4年位前に夫婦で足摺に自家用車で訪れたときは、既に日が落ちており足摺岬はその様相を暗い海の中で揺れていましたので、今回は明るい内に足摺岬に会いたくて急ぎました。
途中の公園には、南国らしい亜熱帯植物公園を足早に通り過ぎました。
家内は余り気が進まない様子(寒いので部屋でゆっくり休みたい)でしたが、無理やり私の後を付いてきておりました。
私はいつもの調子で「折角足摺に来たのだから、明るい内に足摺岬を見よう!」
足摺岬は雄大でした。岸壁眼下には、強く大きな波が岩肌を力強く打ちつけています。そして太平洋の広さと、自然の景色に感動です。

夜食はホテル会場で、4人で一皿のさわち料理を頂きました。
さわち料理とは、お皿に盛られた料理のことで、カツオの刺身料理のことではありません。
やはり、疲れた心身には風呂が一番です。
宿泊:ホテル足摺園 高知県土佐清水市足摺岬
3月15日(日)
「おはようございます」
早い和朝食を済ませ、足軽く7時出発です。
第38番 金剛福寺(こんごうふくじ)
ホテルより徒歩5分ほどで到着です。
石段を上がると、大きな石亀が構えており、横には大きな石がいくつも積まれた池は見事なお寺で、写真撮りまくりです!
バスツアーの遍路さんたちと記念集合写真をパチリ!
若い3名の学生のお遍路さんが、真剣にお経を上げていた光景には心を打たれました。
朝より鼻炎がかなりひどく、ティッシュが離せなく、最悪で泣きそうです。
第39番 延光寺
車で長い移動時間、約80分でやっと到着です。
「修行の道場」最後の札所、延光寺は仁王門を入ると、すぐ右に修行大師像と竜宮から背中に銅鐘をのせてきたといわれる赤亀の石像がありました。左には、堂宇が並びますが、参道を挟んで池泉式庭園と枯山式庭園が造られています。
私たちは着ていた白衣を脱いで、亀の朱印を白衣の背中に押印していただきました。
朱印は油であり、乾かすのにかなり時間がかかりますので、ここからは白衣を脱いで御参りします。
第40番 観自在寺
いよいよ40番、伊予国愛媛県入りです。
ここ40番から65番は「菩薩の道場」が始まります。
門を入ると、右に鐘桜、左に八体仏十二支守り本尊の石仏が目につきます。
大師堂前には「お大師様の加持法具です。皆様の体をさすり、三鈷杵(さんこしょ)をさすって下さい」と書かれた三鈷杵が設置してあります。先端が三つに分かれている金鋼杵で、これをもてば障難を防ぐことができるといわれています。
大師堂周りの床には、1番~88番のお寺の名前が刻まれており、ゆっくりと一周しました。
家内は、ブンタンを購入しています(しかし良く買い物をする)
ランチタイムで~す
讃岐うどん、ご飯にふりかけ、小鉢で美味しく満腹です。
「ご馳走様でした 合掌」 売店で、わげさ止めを2個購入しました。
第41番 龍光寺
黒い鳥居を入ると、門前の参道には、みかんなどを売る店が軒を並べていました。
長い正面石段上には、真っ赤な鳥居。明治時代の神仏習合の名残りで、四国八十八か所中ここだけ、仏と神が一緒に祀られているのです。
バスが待っているところに引き返す途中で、民家の庭先で白い猫チャンに出会いました。
久しぶりの癒しに、そ~っと近づいて パチリ!
やはり、一日に1回は猫に出会えないと癒されません(我が家の猫たちは、良い子で留守番しているだろうか。恐らくスヤスヤと何も心配しないで寝ているだろう)

般若心経を唱え祈願します
「家内安全、企業繁栄、社員の成長と家族皆様の幸福、皆様への感謝・・」
第42番 仏木寺(ぶつもくじ)
山越えでバスは大きく呼吸しながら、右へ左へ揺られて20分で到着です。
入り口には、歴史を感じさせる仁王門が建っています。
入ると右に、四国霊場で唯一のここだけという「茅葺きの鐘桜」があり、奥が納経所になっています。
境内の隅には6体のお地蔵さんが並んでいます。
第43番 明石寺(めいせきじ)
本堂の屋根は唐破風造りで、赤いつやのある石州瓦が使われています。
屋根の上部は、滝が水中をうねりながら舞う様子を描いた瓦で飾られています。
「石州瓦は、薬にガラスの粉が入れてあり、雪が降っても自然に滑り落ちるのです」全て赤い瓦が使用されているお寺です。
そして、このお寺は賽銭箱が特殊です。足元の床に賽銭箱が埋められており初めての体験でした。
帰りに売店に立ち寄り、コーヒー(200円)と坊ちゃん団子(170円)で一息。
番外:十夜ケ橋(とよがばし)

添乗員さんのお勧めで、四国八十八か所には含まれていないお寺をお参りしました。
お大師様が、寒い冬を橋の下で一夜を明かした場所に御参りし、身近に感じることができ感動しました。
お大師様が横になって寝られた様子が石像として建立し、傍らには布団が積まれています。
橋の下でお経をあげましたが、夕方の冷たい風が疲れた身体を、無常に容赦なく突き刺します。すぐ後ろの川には、たくさんの鯉が群れていました。
時計は17時を指そうとしており、橋の下の風はかなり冷たく、急いでバスに戻りました。
車内座席に腰を沈め、二日間のお遍路を無事終えた安堵感と疲れで、「フ~」ため息がでます。
バスを走らせ暫らくして、全員で今日最後のお勤め「般若心経」を唱え 合掌~。
今までの帰路は、瀬戸大橋経由でしたが、今回は愛媛からの帰路となり、しまなみ海道経由となります。帰路の時間を活用し、読み残しの書籍を一気に読み上げました。
帰宅して我が家のディナーは、自家製焼きそば(私が料理係りです)で夫婦で乾杯し、今回二日間のお遍路が終了です。
22時過ぎにPCを開くと、山積のメールがパンパンに待ち構えていた様に襲いかかりました。
家内が剥いでくれたブンタンを食べながら、ブログを書いています(あ~ 酸っぱい!)
次回のお遍路は3月28日です。休みも忙しくてゆっくりできないのも修行・・・・・。
カテゴリ:心の修行・四国のお遍路の旅日記

