オカンとボクと・・・「東京タワー」
2007年4月17日
私は、湧き出る涙を抑えようと必死でこらえたが、身体からの感涙は、もはや自らの意思では抑え様のないまま溢れ、そして一気に頬を重く落ちた。
昨日、家内と市内のデパートで、家内が目指す少し贅沢な商品をゲットし、洒落たカフェで一息入れ、香り高い珈琲と、彼女の好物である「和風パフェ」に少しのエスプレッソをかけて口に運んだ。
私の黒い文字盤の腕時計の針は、まだ帰宅には少し早い、とばかりに静かにゆっくりと時を刻み、何気無い夫婦の会話から近場で映画を見ることにした。
以前テレビ番組で大きな反響を呼んだという、家族愛を映画化した邦画「東京タワー」を観に行った。
1960年代から現代にかけて日常的な親子のきずなを、ボク役にオダギリジョーとオカン役に樹木希林を配役し、ボクの幼年期~中盤は母親の闘病を通じて息子と母親の母子愛を見事に描写した、真にサプライズと私達に親子愛についてもう一度考える機会を与える、感動の映画に出会った。
私の母親は昨年他界し、先月1周忌の法要を執り行ったが、いつの間にか、映画の主人公であるボクを自らの幼年期から現代に、そしてオカンを亡き母親として重ねていた。
映画では、やがて末期ガンに侵されたオカンは臨終の時を迎え静かに眠ることとなるが、生前の息子に託した「自分が死んだら開けなさい」と開けられた遺品の紙箱には、ボクのヘソの緒、母親との幼少時代に撮った写真、息子にあてた手紙など、母親の息子に対する多くの懇親の思いがぎっしりと詰まっており、母親を失くした私は、亡き母親との幼年期時代から今日までを走馬燈の様に回想するうちに、自然に大粒の涙が溢れた。
オカンの病室には、夜の東京タワーが赤々と光を放ち、そして黄色くオレンジ色に発光するライトアップが鮮やかに飛び込んでくる。オカンが高い東京タワーから東京の景色が見たいと
いうささやかな夢は叶わなかったが、遺牌に姿を変えたがタワーからの眺望の夢を成就した。
この映画では、それぞれの人生を重ねたり、何かを考えるきっかけに繋がった観客が多くいたことでしょう。
さて、今週4月19日より週末まで、社員と5名で東京に出張に向かいますが、「夢と感動創造」を目指すウィズリンクの社員は、お台場や六本木ヒルズ、そして東京タワーを目にする機会があると思いますが、恐らく輝く夜景と広大な雑踏東京として写るのだろう。私は、今年1月に久しぶりに東京タワーから、澄みきった東京の夜景を遠く楽しんだが、今回見る東京タワーは、今までとは違って、どんな色と形と音色を訴えるのだろうか?
社員はそれぞれ各自どんな東京タワーとドラマに出会えるのだろうか・・・
カテゴリ:「感動感謝」

