「理念ある人生と仕事」

2016年9月28日

『道経筆録』
「理念ある人生と仕事」  WL代表 江口歳春

8月社員総会の社長研修で講話した内容については、非常に重要なテーマと考えておりますので、パートナーさんとも共有したいと思います。

理念とは何でしょうか? 思考すれば深く難しい問題と思います。理念に対する解釈は、人それぞれの人生観、価値観で大きく相違するものと思うからです。辞書によると「ある物事についての、こうあるべきだという根本の考え」と訳されています。
理念とは、根本の考えであり、思いであり、目的であると言えます。
会社の経営理念とは経営する企業の目的です。私達、個人の理念とは、個人の人生に対する考え方、生き方にということになります。

「人が毎日をイキイキと夢に向かって生きていくために、一番大切なものは何であり、何が必要でしょうか?」 最も重要なテーマであるので、一度、静かに真剣に考えてみていただきたいと思います。
「何と言ってもお金が一番だ!」の声が聞こえて来ます。お金があればイキイキと生きることができそうですね。では何故、お金が必要なのでしょうか?
「生きていくため生活するために決まっている・・」。では、私達は何のために生きていくのでしょうか? 生きていくためにお金を稼ぐのであれば、生きる目的は何か? 生きる目的があるはずです(生き方、仕事の目的、仕事の在り方が大事になります)
その重要な目的を明確にすることができれば、人生は、よりイキイキと働き生きていけるのではないでしょうか。

人にはそれぞれ自己実現したい夢があるはずです。生きる目的こそが「人生の理念」なのです。世間では「私には特に生きる目的など無い。生きるために働いているだけ」との意見も聞かれますが、私は、生きる目的や目標を明確にすることで、悩み多い人生や仕事が、もっと価値あるものになり、自身の心を和らげてくれるものであると考えております。

同様に会社にも会社を経営する目的があります。店舗にもその目的があります。会社を経営する目的を「経営理念」、店舗では「店舗理念」となります。会社で働く仲間同志がイキイキと楽しく働くには、会社が存在する目的を明確に掲げ、社長をリーダーとして幹部、そしてスタッフ全員が一丸となって共鳴し取り組むことが大切です。 
私はリーダーとして、WLの「経営理念」追求を大きく掲げ、朝礼、会議、研修のたびに、繰り返ししつこく、その重要性を説いております。
WLの経営理念は、お客様に喜んでいただくCS言動を通じて、社会に貢献することです。そして様々な仕事体験を通じて自己の心を磨く人格形成向上に努めることです。それは、人間として生まれた目的が、人様のお役に立つ社会に貢献するために人は生かされているからなのです。そして全ての仕事を通じて人は心を磨き高め、人として日々成長することが働く目的なのです。正しい考え(道徳心)をもって働き社会に貢献することを通じて、私たちは生活の糧となるお金を得ているのです。お金のためだけに働くと、仕事は辛く苦しいだけになります。
人生において大半を費やす仕事が楽しくなくて、人生が楽しくなるはずはありません。
仕事や人間関係で疲弊している要因は、お金だけを追い求めて働いているからではないでしょうか。真の目的を知らないからお金に執着するのですが、お金に執着しても、決して心は豊かになりません。ますます欲が高くなり葛藤するのです(人は煩悩のかたまり)
ですから、会社の経営理念や店舗理念を理解し追及する前に、自身の人生理念を整理することが極めて肝要になるのです。
大事な自分自身の人生であり、一度きりの人生ですかた、生きる目的、働く目的を今一度整理してみてはいかがでしょうか。

WLでは企業の存在目的として「経営理念」、そして社員が成長するための考え方として「根幹思想」、自身を幸福に導く道しるべとして「精進10カ条」を定めておりますので、参考にして自身の人生理念、思考指針の確立の一助としていただければ幸いです。

真の幸福とは、物やお金そして心の両面を満たすことです。


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